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エピソード⑦

<<九段中等教育学校開校までの経緯>>

(高4回髙野光正氏、高10回岡田 肇氏寄稿文より抜粋、詳細は会報93号・104号を参照)

 

① 平成14年(2002年)226日の新聞各紙に「東京都が九段高校を千代田区に移譲する」との記事が報道された。

② 菊友会(当時鈴木謙一17代会長)は直ちに事の真相を確かめるべく、会長・副会長・理事が手分けして行動を起

  こし関係者に問い合わせたが正式決定ではないとの返答。

522日区教委は正式に都教委に対し「九段高校移譲のための案」を提出した。

④ 菊友会は3月から10月までの間、教育委員会の有力者、都議会議員、区議会議員等各方面に亘り「都立九段高校

  存続の訴え」を行い、要望書も提出した。

⑤ 都教委は1024日千代田区への九段高校移譲決定の手続きに入ることを決めた。

⑥ 菊友会としては移譲反対の意見が大半を占めたが、苦渋の決断を以て条件付きで受け入れる事を決めた。

⑦ 移譲決定が正式になってからは「中等教育学校対策委員会」「準備委員会」「学校経営評議会」等、都教委・

  区教委・学校・菊友会が参加し協議を重ねた。

⑧ その結果以下の如く移譲に際しての条件を要請し決定した。

 1)母体校は九段高校とし前期部分(新設する中学課程)は九段中学の実績に配慮する

 2)校歌は九段高校の校歌を継承し、校旗・校章は九段高校のものをベースに工夫する

 3)伝統行事は残し、特に至大荘・尽性園行事は菊友会が協力し継続する

 4)同窓会は菊友会を継承する

 5)法人九段の運営は菊友会に委託する

 6)校舎は取り敢えず富士見校舎を新設するが、九段高校校舎の改装を考慮する

⑨ 平成18年(2006年)4月に開校式を迎え、石川千代田区長から菊友会に対し感謝の意が表された。

⑩ 区立九段の校長の学校運営を支援するため、区教育委員会は『学校経営評議会』を設置。

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