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​会長挨拶

菊友会会長就任に当たって

 母校が創立100 周年を迎えた節目の年に、菊友会の会長をお引き受けすることとなりました。どうぞよろしくお願いいたします。
 原田前会長をはじめこれまでこの歴史ある菊友会の会長を務められた方々の多くは、同窓会の実質的活動を担ってきた理事や理事長を経験された方々です。2 年ほど前に同期の伊藤ユリア前理事長から連絡があり次期会長に、との話があった際には、運営面でお役に立って来ていない私のような者の就任には、躊躇がありました。親しい同期の友人に相談すると、この歳になっても頼まれることがあるのは幸せなこと、引き受けたらと背中を押され、生まれつきの楽観主義者であることもあり、身が引き締まる思いを持ちつつ、港区立青山中学校の生徒会長以来、人生で二度目の「会長」を務めることとした次第です。
 1969 年(昭和44 年)4 月、九段高校に入学、サッカー部中心の青春まっただ中の3年間でした。69年と言えば、東
大安田講堂事件を始め学園紛争が盛んでした。九段高校でも、10 月に一時職員室がバリケード占拠されました。朝練の日で、学校に行くと騒がしかったのでよく覚えています。その後制服自由化が行われましたが、私服も面倒で、結局私は同期の多くがそうであったように標準服のブレザーを着用していました。
 大学を卒業して外務省に入り、40 年強勤務、その内半分を海外で過ごしたこともあり、菊友会との関わりは希薄でしたが、これまでの菊友会会報を見ると、現役生徒やP.A. との交流等を含め、同窓会組織以上の活動をしていることに感銘を受けました。年をとると若い頃の懐かしい思い出が美化された形でよみがえることが多くなりま
す。尽性園でのクロスカントリー、至大荘での飛び込み・遠泳、秋の九段祭、冬の柔・剣道の寒稽古、室内プールでの水泳大会、校内食堂で食べたカレー、おそば等々思い出すと色々な記憶が次から次へと蘇ってきます。
 菊友会は、OB・OG の親睦を深める同窓会組織であると同時に、現役生徒や若い会員に役に立つ組織であるべし、とこれまでも各種活動が行われてきています。私もお引き受けした以上、副会長、理事長はじめ理事の方々と一緒になって、菊友会活動の更なる充実、会の発展のため尽力する所存ですので、各会員皆様の引き続きのご支援とご協力を切にお願いいたします。

 

猪俣会長写真.jpg

菊友会会長 猪俣弘司(高 24

猪俣新会長プロフィール
九段高在学時はサッカー部所属。
1978年早大法学部卒業、外務省入省。
主としてアジア局、北米局、国際法局を担当。
小泉内閣官房に出向、外政総括参事官。
在外勤務:英国(2回)、タイ、米国(2回)、

韓国、パキスタン、オランダ(大使)など。
2019年9月外務省退官、

11月から外務省参与(査察使)、現在に至る。

菊友会寄贈のお花

​(20255​13日)

エントランス花20250513_2.jpg

風薫る五月、体育祭に爽やかな

歓声が響きます。

今月は偶然にも花材の花言葉が

九段生の心意気を

繋いでくれました。

紫の小さなお花は

フロックスシュガースターズ

「協調」「一致」「団結」など

スカシユリの一種シュガーラブは「親想い」

ライラックは、「友情」「思い出」 九段生にぴったりですね!

至大荘、尽性園の空撮映像

​(2019年撮影)

Web版(36MB版)
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